今年の6月に、政府は「ニッポン一億総活躍プラン」を閣議決定し、働き方の改革を課題として取り上げました。また8月には安部改造内閣が正式に発足し「未来チャレンジ内閣」と題し、最大のチャレンジは働き方改革だと述べています。具体的にどのような改革を図ろうとしているかを3つ紹介します。

●同一労働同一賃金を実現し非正規労働者の待遇を改善する
再チャレンジ可能な社会をつくる為に、正規と非正規といった雇用形態にかかわらない均等待遇を確保し、同一労働同一賃金の実現を目指し、その実現に向けて、雇用慣行には留意しつつも、躊躇なく法改正の準備を進めるとしています。
具体的には、現状、非正規労働者の賃金水準は正規労働者に比べて6割程度ですので、8割程度まで引き上げること、そして、最低賃金についても時給1,000円を目指すとしています。

●長時間労働を是正する
長時間労働の是正は、労働の質を高めることにより、多様なライフスタイルを可能にし、ひいては生産性の向上につながる為、今こそ、その是正に向け、法規制を強化するとしています。具体的には、時間外休日労働協定(36協定)における時間外労働規制の在り方を再検討し、またテレワークを推進すると共に若者の長時間労働の是正を目指すとしています。

●高齢者の就労促進を図る
生涯現役社会を実現する為、雇用継続の延長や定年引き上げに向けた環境を整えると共に、働きたいと願う高齢者の希望を叶える為の就職支援の充実を進めるとしています。
現状、高齢者の7割近くが、65歳を超えても働きたいと願っているのに対して、実際に働いているのは2割にとどまっています。
具体的には、企業の自発的な動きが広がるように、65歳以降の継続雇用延長、65歳までの定年延長を行う企業等に対する支援を実施するとしています。

今回は、政府が目指す働き方の改革プランを紹介しました。多様な働き方を実現する為には、社会の発想や制度の在り方を転換しなければならないということです。

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